またまた大叩き

今度こそと臨んだラウンドは敢えなく、大叩きとなった。直前よりさらに悪い。さらに悪いのは、漠然とスコアが悪いのだ。ティーショットもそれほど乱れた印象がないし、アプローチも悪いほどではなかった。

そこで、スコアカードを見直してみると、前半は+4と+5の大叩きホールがあり、後半はトリプルが3ホールある。これがなければ、90台では回れたはずだ。

前半の大叩きは、ティーショットをミスして、林脱出や距離が足りなくなったのが原因だ。後半は、2回が池がらみ、1回はティーショットの失敗だが、池がらみもティーショットが原因と言える。

こうしてみると、ティーショットは、自分が考える以上によくないと、スコアはよくならないということになる。距離よりも方向重視が必要なのかもしれない。

また、高速グリーンとはいえ、3パットが5回の40パットだ。そのうち4回は上りのパットが大きくショートして、3パットになっている。1回は下を打ちすぎて、上り2〜3mが打ちきれず、3パットとなった。

つまり、上りの距離感がないということだ。

そこで「スティンプ メーター 上り」ググってみると、面白い記事があった。

スティンプメーターというのは、グリーンの速さを測定する道具だ。26cmほどの高さから、ボールをレールを使って転がし、どこまで転がるか測る。「今日のグリーン 9」とマスター室などで、掲示されいるのは、このことだ。「9」の単位はフィートで、footの複数形だ。大体、2.7mとなる。

記事「 30cmの高低差はスティンプ値分の補正が必要」 は、以前に読んだことがある。要約すると、「スティンプメータ分の高低差があると、その分を差し引きする必要がある。」というものだ。下り3m程のパットで、スティンプメータ9のグリーンなら、30cmほどの高低差があったら、触るだけで、ホールまで転がるという訳だ。下りのパットは経験と合う様な気がしていたが、上りはそこまで、打てていない。このケースなら、上り3mで同じ高低差なら、6 mぐらいのパットの感覚となる。

今日、見つけた記事は次の2つだ。どちらも、同じ実験の結果で書かれている。

  1. 上りと下りでグリーンの速さは最大「3倍」!? コースで転がり大実験!【濱部教授のパットの授業】
  2. “13フィート”でもお構いなし! パットは「下り」だけ注意すればいいんです【濱部教授のパットの授業】

この記事によると、”スピードが変わるのは下りだけで、上りは常に重いグリーンの感覚で打てば良い”ことになります。

実験は、色々な傾斜で、スティンプメータを使って、上りと下の転がり方を図っています。結果は、傾斜角度が変わっても上りは、ほぼ2m転がるのに対して、下りは、5mから3mと大きく変わっています。

2.5度で5m転がった時の高低差は、三角関数で約22cmです。また、スティンプメータで転がす時の高低差は正確には26cmになります。

これを以前の記事に当てはめてみると、下りはほぼ合っていることになります。この時のグリーンは9フィートなので、22cmの下りで9フィート=2.7m打つと、高低差分が加わり倍の5m転がったということになります。

ところが上りは、傾斜角度によって、状況が違ってきます。

2.5度の時、上りは、2.5度で1.8m転がったので、高低差約8cmです。スティンプメータの高低差の1/3以下です。高低差分は、9フィートの1/3=約90cmを1.8mのパットに加算すると、ジャストタッチになります。

ところが、傾斜が緩やかになっても、上りの転がる距離はほぼ変わらなくいので、ショートしてしまいます。

結局、スティンプメータ9のグリーンなら、上り2mほどのパットは、どんな傾斜でも2.7mほど打つ必要があるということになります。上りのパットが入りやすいのはこのためでしょう。

ただ、私の問題は、上りのロングパットです。下りのパットは打てなくても、転がっていきますが、上りはしっかり打たないと届きません。

こう考えると、傾斜のきついグリーンでは、下なら2mほどに寄せておかないと、打ち切れないので、もっとアプローチを寄せないとスコアは良くならないようだ。

いずれにせよ、上りの長いパット練習は必要だ。

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