COOLSHOT PRO STABILIZED

COOLSHOT PRO STABILIZED は、ゴルファー憧れのレーザー距離計だ。

それを嫁さんが買った。私の中国製距離計のなんと4倍以上の価格だ!そんなにいいのか?早速チェック!

価格

まずは、価格。定価は48,600円。皆さんもご存知の最安値は、アマゾンで、今のところ42,280円。アマゾンに出品されている他のレーザー距離計は、1万円以下からあるので、かなり高めだ。ヨドバシカメラでも、定価で売っているが、ポイント還元13%で、42,282円相当。ほぼ、アマゾン並みとなる。この辺が、ギリギリということのようだ。

実物を触るには?

高額品なので、どうしても、購入前に実物が見たい。誰か持っていたら、見せてもらうのが、手っ取り早い。お店で、実際に手に取れたのは、新宿のヨドバシカメラだった。双眼鏡などのエリアに置いてある。ゴルフショップや別のカメラ量販店でも置いていたが、箱に入ったまま、鍵付きショーケースに収められていて、とても、試してみるという感じではなかった。ヨドバシでは、実際にのぞいて、使うことができた。

手振れ補正

COOLSHOT PRO STABILIZEDといえば、手振れ補正だ!。同じCOOLSHOTでも他の機種は、これがないので要注意だ。

のぞいてみると、手振れなし距離計とは大違い。プロの撮影スタッフがT V中継している画像と、スマホでライブを流しているぐらいの違いだ。これは、遠くを測る時に効果抜群だ。価格差が、これ程なければ、誰でもこれを買うだろう。私も、せめて3万円以下ならと思った。

補正が無いとどうなる

150ヤードを超えると、手振れなし機種では、旗を狙うのはかなり難しい。ピンシーカーとか、ピンチェッカーとか、何回か測定してピンを見つける機能がついていないと、何を測定しているか、わからなくなる。

手振れ補正機能付きなら、150ヤードでも旗を楽々狙える。どうやら、メカ式の補正機能で、光学装置をブレた方向と逆に動かして、キャンセルする高度な装置と思われる。ニコンのサイトで確認すると「ブレ補正光学系」とあるので、画像処理で済ませるタイプとは、装置の複雑さが違う。また、「視界の揺れを約1/5以下に低減」とある。

家の窓から、200ヤード以上離れたテレビのアンテを測ってみたが、問題なく狙えた。手振れ補正式の最大のメリットと言える。普通の距離計では、200ヤード以上ともなると、かなり測定は厳しい。もっともアマチュアなら、この距離では、ピンを狙うことはないので、測ることもないだろう。

手振れ補正のデメリット

デメリットというほどでは無いが、手振れ補正は目標を変える時にも働く。例えば、旗を測定して、手前のバンカーを計ろうと目標を移動させると、少し遅れて、視界が動く。想定していた動きとのズレがあるので、目眩のような感覚になる。

とは言っても、ずっと覗いているわけでは無いので、影響は無いと思うが、目眩をよく感じる方は、実機で視点を大きく、ゆっくり左右にずらしてみて、確認するのが良いだろう。

まだ、買って間もないので、電池の持ちがわからないが、メカ式の光学系を動かしているとなると、かなり電気を食うはずである。ちなみに、私の中国製は、買って3ヶ月、20ラウンドはやっていないと思うが、付属の安物電池でも、目盛りで確認する限り、全く減っていない。念の為、バッグには予備の電池を忍ばせている。

他との違い

と言っても私の持っているWOSPORTSのH-100AGとの比較だ。

表示

中国製の殆どは、ファインダー内は液晶を使って、モードや距離を表示するが、NIKONはLEDと思われる、赤と緑の表示だ。かなり目立つ。ただ、電池の持ちがやはり気になる。

操作

電源ボタンで、オンして、旗を狙って、ボタン(電源ボタン)を押すだけ。これは、私の機種も同じだ。H-100AGは、数回測定して、ピンをプログラムが検知して、測定完了を振動で教えてくれるが、COOLSHOTは、即表示が出る印象だ。COOLSHOTも「LOCKED ON」機能で旗を見つけてくれるが、幾分測定完了が早いように感じた。まあ、1秒にも満たない差だ。

COOLSHOTでモードを切り替えるのは、少し複雑だ。多少、機械オンチの嫁さんは、慣れるのに時間がかかった。H-100AGでは、いじっているうちに、使い方がわかったが、COOLSHOTは、説明書を読んだ方が良いようだ。

まず、測定方法を切り替えるためのモードに入るために「MODE」ボタンを長押しする。

“F1″と表示され、この後、電源ボタンを押すたびに、測定方法が切り替わりる。高低差を加味した測定や、競技で使える直線距離測定などが選べる。各測定法に対して、それぞれ、三角を使った表示がされるので、ファインダーを覗けば、どの測定法か確認できる。

ところが、”F1″の状態で、「MODE」ボタンを押すと、他の設定モードF2、F3、F4に切り替わってしまう。

また、距離方法切り替えやモード選択の終了は「MODE」ボタンの長押しだ。これは、わかりにくい。妻には、設定したら放置して、電源切れるの待てば良いと教えた。もっとも、一度設定したら、そう頻繁に、変更することもないので、プレイの前の日にでも、セットしておけば十分だろう。

電池節約

やはり、メーカーも電池の消費は気になったのだろうか?2つ節約できる方法がある。

一つ目は、表示の輝度調整だ。F2に入って、自動と5段階輝度の6つから選べる。1でも十分見える印象だが、真夏の明るい状況では、見にくいかもしれない。測定中も「MODE」ボタンで、一時的に明るさを変えられるので、節約したい方は1にセットしておけば、多少、節電できるだろう。

2つ目は、直線モードサインのオフだ。競技では、高低差補正を認めていないことが多いのだが、レーザー距離計の測定モードは、ファインダーを覗かないとわからないことが多い。外部にスイッチがある機種もある。しかし、結局、距離計を手にとって確認しない限り、どのモードかわからない。COOLSHOTOでは、本体外側に緑のLEDがついていて、直線モード測定時に点滅する。「私は、直線モードしか使っていません!」アピールの為の配慮ということになる。これは、電気を食いそうなので、早速オフにした。(F4で操作できます。)

そもそも、ゴルフは自分で裁定を下す競技なので、やってはいけないことをやって、成績を良くしても、一生後悔するだけだ。競技ではルールを知らずに、間違いを競技委員から、指摘されることはあるかもしれないが、同伴者があれこれ言うのもゴルフの精神からは、外れていると思う。と言うわけで、電池節約で、LEDを消しても、何の後ろめたいこともない。

買いか?

もちろん、値段が安ければ、買いでしょう!価格に見合う機能差があるかといえば、私には、感じられません。「価格差3万円なら、型落ちドライバーが買える!」と言うのが本音です。

高級志向の方には、ステータス感もあり、良いのでは?他の機種と違うのは、一目でわかりますし、測定の表示方法、ファインダーの見え方は、一眼レフ(高級カメラ)を彷彿とさせます。ヨーロッパの光学メーカーで、同程度の高額機種でも、手振れ補正がないので、それとは、明らかな機能差があります。高い機種なら、これに決まりでしょう。

 

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