パター練習器 – パットチェッカー

筆者も使っている、この練習器を、ゴルフ用品店で見かけた方も多いだろう。使わなくなっても、定規として使えるところが一番良い点かもしれない。

構造は、いたって簡単。定規の上に、4mm幅ほどの溝がついている。

実は、本物(?)の定規には大抵、溝がついている。使い方は、棒と筆記用具をお箸のように持ち、棒で溝をなぞると、筆が溝に沿って移動して、まっすぐな線が引けるのである。筆やマジックなどを直接定規に当てると、定規の淵を塗ってしまったり、定規と紙の間に、インクなどがしみて、綺麗な線がかけない。本来、定規は測るもので、直線を引くのは付属機能だ。

さて、パット練習器としての使い方は、この溝にゴルフボールを置いて、パットするだけである。筆者も、今では、難なく、定規の端まで、ボールを転がせるが、最初は、意外と難しかった。400mmに対して左右2mm以内の精度でパットしなければ、ボールは、溝から落ちて、それることになる。計算すると0.286度。PGAプロで0.5度なので、ちょっと厳しい練習器ということになる。

この練習器の残念なところは、どうやれば、まっすぐに打てるかがわからないところである。はたと、商品名を見ると「パットチェッカー」である。つまり、まっすぐに打てていないことを証明してくれるが、練習方法を教えてくれるわけではない。

自分自身もなぜできるようになったのか記憶にない。練習しているうちに、まっすぐ、打てるようになったようだ。

一つあるといえば、ピン型から、マレット型に変えたことがあるかもしれない。ピン型は円弧に沿って打つように、フェースが回転するような重心配分に作ってある。一方、マレット型は重心配分が一様で、まっすぐ引いて、まっすぐ打つタイプには、向いている。打ち方の癖もあるので、一方のタイプしか、使ったことがない人は、売り場で試してみると良い。

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