メンタルか?テクニックか?

秋になって、グリーンが断然速くなってきた。スティンプメータで11だ。

これは、平らなグリーンに置いたV字レールの上にボールを置いて、徐々にボール側を持ち上げて転がした時に11フィート転がる速さだ。ただし、レールにはボールが止まるノッチ(溝)があり、傾斜が22度でボールは転がり始める。記事「30cmの高低差はスティンプ値分の補正が必要」によると、ノッチの場所も決められているので、この時のボールと地面の高低差は26 cmだ。つまり、30 cm ほどの下りのパットなら、触っただけで、約3.3m転がるということになる。

1回目のラウンドでは、この速さに全く慣れず、なんと、41パットも打ってしまった。グリーンの上や横に付いたら、3パット確定だった。久々に100を超えた。また、この日は、渋滞にはまって、ラウンド前の練習もできず、アプローチも不調だった。

実は、妻が腰を痛めて、2週間ほど、私もクラブを持たなかった。アプローチは、完全に初心者に戻ってしまった。「トップが出るので、嫌がるとダフる」と、その逆の連続で、全く、思う様にボールを打てない。

一度、アプローチ のトップが出ると、「次もやるのでは?」と不安が湧き上がり、さらに打てなくなる。全く、メンタルでやられてしまう。なるべく、アプローチをしなくて済む様に、距離を残してアイアンで狙ったり、未だマシなバンカーショットになる様に、逃げた。

2回目のラウンドは、「30cm下り=3.3m」の感覚に気を付けて、34パットと普通に戻った。また、スタートまで1時間半以上もあったので、みっちり、アプローチの練習ができ、復調した。

アプローチが、急に打てなくなるのは、メンタルなのか?つい、1ヶ月前は、もう、アプローチ の練習は不要だと思うぐらい調子が良かった。この日は、15分ほど練習しても、ボールが上がらない。ラフからなら、ヘッドがボールの下に入り、なんとか、ボールが上がるが、フェアウェイの様な、芝の短いところから打つと、ダフるか、低い強い球しか出ない。

バンカーは打てるので、取り敢えず、ゆっくり打ってみた。先ほどよりはマシだが、やはり、低い強い球筋で、上がらない。

球が上がらないのは、フェースが立つからだ。あるいは、鋭角にクラブがボールに入っているに違いない。または、フェースのエッジでボールを打っている時だ。ここで、改めて、自分のスイングを見てみると、手首を使っていることに気がついた。

フェースは立ててはおらず、どちらかといえば、ロフトが寝ていく打ち方だ。この打ち方の難点は、ボールの接地点とクラブ軌道の最下点が一致しなければならない事だ。ちょっとした、地面の凹凸も効いてくる。

手首を使わず、手前からフェース面を変えずに、ボールをチリトリでゴミをすくう様にすると、ロフトが仕事をして、ボールは上に飛ぶ。この打ち方なら、ボールに回転もよくかかる。

これで、以前の感覚が戻った。トップやダフらないでボールが打てると、距離感は出せる。ラウンドでの最初のアプローチは緊張したが、これが上手くいくと、あとは、1度も失敗せずに、回れた。これが、初心者と中級者の違いなのだろうか?すぐ上達する人は、この辺りのツボをすぐに見つけて、改善・修正できる人なのだろう。

この日、ハマったのは、バンカーとラフからのショットだ。

最近、砂を入れ替えて、砂つぶが細かくなり、柔らかいバンカーになった。以前は粗めの砂で、あまり、深く砂が取れなかった。最近は、バンスのついたサンドウェッジで打つと、かなり、砂の抵抗が大きくなる。結果、短めのバンカーショットでショートしてしまう。

少しカップまでの距離がある時は、もう一つ上の52度のウェッジで、打つと距離が合いやすくなった。この日も56度のサンドウェッジでの失敗が1回あるが、52度では感触が良かった。最近使わなくなった、バウンスの少ない58度も使えるかもしれない。

秋になってもまだラフは抵抗がある。また、久々のラウンドで、ボールの状況確認を忘れた。失敗するのは、ボールが浮いている時だ。これを普通に打つと、フェースの上側にあたり、あまり飛ばない。また、ラフの抵抗が大きくなり、減速も大きい。1ヶ月前は、必ず、ボールの位置をクラブを入れてチェックしていたのに、また、忘れている。

ドライバーは、ミスショットが1回だけで、あとは、及第点だった。クラブを軽くした事と気楽に打つのが効いた様だ。

あとは、アイアンがもう少し曲がらなければ、完全復調だ。この日は、ワンオン0%だった。

さて、次回は、本格復調するのか?

 

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