過ぎたるは及ばざるが如し

ここ3ラウンドは、95超えで調子はイマイチだ。ショットが悪いので、頼みのパット数も下がらない。

ただし、パットに関しては、ボールをタイトリストに戻してから、ロングパットの距離感と方向性がもどってきた。また、タイトリストの方がスピンがよくかかり、アプローチでピンまで打ってしまう私には、向いている様だ。

他にも、光明も見えてきた。ドライバーが後半ラウンドで、改善して、7回のドライバーショット中5回フェアウェイをキープした。残り2回も20センチほど外しただけで、ほぼ、満点の感覚だ。

一方、アイアンショットで、ダフったり、プッシュアウトが出たり、精彩を欠いた。絶好のチャンスで、ミスってしまった。

力まない

ドライバーが良くなったのは、「力まない」ショットが実現できる様になったからだ。今までは、「力まない」を「全身の力を抜く事」と考えていたが、もちろん、それでは、ボールを飛ばせない。

まず、力を抜くのは、手首を柔らかく使う為だと分かった。手首を固めなければ、ヘッドにブレーキが掛からないので、スピードを上げられる。

ゴルフクラブを一生懸命に振り回しても、グリップを思いっきり握りしめたままでは、体と腕のスピード以上には、ヘッドのスピードは上がらない。しかし、手首が動けば、もう一ヶ所、回転する場所ができて、ヘッドのスピードが上がる。

「手首の力を抜く」と言っても、ピンとこないが、実際は、グリップを出来るだけ、軽く握るだけだ。

下半身リードになる

グリップを軽く握って(本当に軽く)出来るだけ速くスイングしてみると、最初は、全く速く振れないことがわかる。つい、グッと握ってしまう。しかし、だんだん、手、腕に力を入れられないことがわかると、しっかり捻転して、下半身を積極的に動かして、スイングを速くできる様になった。

また、意外にも、この打ち方だと打球方向が安定する。

打球方向は、意識的に決めるものだと思っていたので、フェースの向きを正面、スイング面も真っ直ぐにしようとしていたが、実際には、どこでどう調整していよいのか、全く分かっていなかった。スイングが始まったら、そもそも、途中で意識的に操作ができるとも思えない。

どうやら、無理にクラブを動かさないことで、一番動きやすいところを安定的にクラブが動く様だ。少ない力で、効率良く、クラブが加速できる。

腕と体のシンクロ

しかし、これができる様になると、今度は、無理に下半身を動かそうとしてしまう。やり過ぎは、逆効果だ。

特に、ティーショットがフェアウェイに行くと、「取らぬ狸の皮算用」よろしく、煩悩がわく。「このショットを決めて、あわ良くば、バーディ」などと考えてしまう。

この状態で、ショットするときは、色々な事が頭を廻る。もちろん、ミスショットを避けることも考える。

しかし、この状態でフルショットをすると、思いっきり、手が主導になってしまう。

直近のラウンドの後半で、やっと、対処法に気がついた。ショットの切り返しで、思いっきり力を入れても、上手くいかないのだ。

切り返しでは、クラブの運動方向を逆転させるので、相当な力が必要だが、一瞬で、それをやろうとすると、どうも上手くいかない。

クラブを速く動かす意識とは、裏腹に、クラブの動きに合わせて、徐々に加速させることが必要だ。

例えば、車を急発進させる場合、アクセルをいっぱいに踏み込むとタイヤがスピンして、真っ直ぐ進めなくなし、速度もロスしてしまう。タイヤがグリップできる限界で加速しなければ、最速での加速はできない。

さてはて、次のラウンドまで、覚えていられるだろうか?

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