「天ぷら」「ツッコミ」防止

今週も、進歩がなく、散々なラウンドでしたが、1つ光明が差しました。

前に、たまたま、天ぷらしているところを動画撮影した話(「天ぷら」の正体見たり)を書きましたが、ラウンドの途中で、その解決策を思いつきました。このときは、パーゴルフの解決策として、脇の伸縮に気をつけるというものでしたが、これは、一朝一夕には身につきません。

速攻解決策は、「右ベタ足スイング」です。出来るだけ、右足の踵をつけたまま、スイングすると、物理的に左に体が動けなくなり、左に突っ込むのが減りました。天ぷらが出るときは、インパクトで、体が、左に動いていて、ダウンブロー気味になり、球は上がりません。低い球が出るだけで、打ち下ろしのホールなら、助かる事もありますが、これから、気温が上がり、段々とラフも伸びてくると、状況はどんどん厳しくなってきます。

残念ながら、このことは、残り4ホールで気がついたので、事すでに遅しでしたが、ボールは高く上がり、まともなティーショットになってきました。しかし、人間こうなると欲が出るもので、セカンドショットで無理をする様になります。距離が出ないと、刻むしか無いので、自信のあるクラブで、手堅く打ちますが、ひょっとしたら届く距離まで運べるとなると、つい無理をします。残り4ホールを9オーバーにしてしまいます。

実は、前日の練習場から急に天ぷらが出始め、そのときは、右に体重移動しないことが問題と結論づけていました。脇の伸縮はすぐにはマスターできず、改善しないからです。

背骨中心に体を捻ることを意識すると、バックスイングで体重移動がなくなるのです。バックスイングで、無くなった体重移動ですが、ダウンスイング以降では、まだ、前の癖が残っているので、左への体重移動は止まりません。結局、バックスイングで、右に行かず、ダウンスイング以降では、左に行くので、インパクトでは、左に行った状態になってしまいます。普通のアドバイスでは、あまり力みすぎない様にとあるのですが、私の場合は、出来るだけ速いスイングを心がけると、適度に、右に移動してから、左に体重を移動して、元に戻すスイングになりました。左に移動するなら、右に移動しておかないと、インパクトで元の位置にならないということです。

「明日は、しっかり振る様にしよう」と、一晩寝ると、このことは、すっかり忘れてしまいました。それもそのはず、ラウンド前の練習でも、天ぷらが出なかったからです。しかも、朝一のティーショットもまずまずでした。緊張すると、あまり、左右の動作が起きないのかもしれません。

ところが、ボギー、パーで上がって3ホールめから、ティーショットがおかしくなります。もう、パニックで、昨日のことは、思い出しません。解決策を思いつくまで、ティーショットは、どうにもなりませんでした。この日は、さらに、アプローチもおかしく、トップやシャンクが出て、修正が効きませんでした。この2〜3週間調子の良かったアプローチですが、どうして良くなったのかわからないまま、また、調子が悪くなってきました。どうやら、練習不足の様です。

練習場で、ドライバーショットが悪くなると、どうしても、ドライバーばかり、打ってしまいがちですが、ドライバーだけ、固めても、スコアは良くなりません。満遍なく、練習しておかないと、ウェッジをドライバーの様に打つ羽目になります。

東大ゴルフ部のコーチをしている井上透プロの本を見ると、パットやアプローチの距離感は、練習すればするほど、磨かれ、無駄にならないと書かれています。試合の前の日は、東大ゴルフ部では、ショットの練習はさせない様にしているそうです。あれこれ悩んでも翌日迄に解決が難しいからだそうです。

20ヤード以内の平らなところでのアプローチは、流石に悩みませんが、コースだと、この距離は、砲台グリーンの花道で、傾斜がきつかったりと、結構、失敗します。

今週の失敗は、所謂、煩悩です。「これを、しっかり寄せれば、パー。悪くてもボギーだな。」と思ったら、もう、ダメです。振り幅だけ決めて、いつものスイングをするだけなのですが、力加減で距離を調整したり、体を止めたり、力を抜きすぎたりと、煩悩の力は計り知れません。早く、悟りを開きたいものです。

 

 

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