スイング比較

トップの位置を高めにすることで、ドライバーショットの成功確率が上がってきた。

そこで、過去の自分のスイングとプロのスイングを動画で比較してみた。

スイングアナライザーZeppのアプリにはプロのスイングとの比較機能があるが、なにせ、相手はミッシェル・ウィーなので、オーバースペックである。彼女のスイングは素晴らしいが、私よりも15cmは、身長が高いだろう。また、座高の位置も違いすぎる。

同じような体型の女子プロを探す

そこで、同じ程度の身長の女子プロのスイングをネットで探した。身長は雑誌ALBAのサイトの選手インデックスで、確かめられる。用具の進化で、スイングも変わっているので、若手の方が良いが、中年の私とは身体能力が違いすぎる。また、人気がないと、動画も見つからないので、そこそこ人気の選手であることも大事だ。私ぐらいの身長で、ベテランの下村真由美で、探してみると、ゴルフダイジェストのスイング動画一覧の中に見つかった。(下村真由美ドライバー後方動画

アドレスの比較

まずは、アドレスを画面キャプチャして、比較して見た。

私のスイングは2017年11月時点のものだ。今はもっと、手を前に出すようにしているが、やはり、プロと違っている。プロの写真は無断使用できないので、主要なところを赤線で示している。対応する青い線が私の場合だ。

私は、腕を真っ直ぐ下ろしているので、ハンドダウンが強めで、手(=グリップ)が、かなり下にある。腕が長めであることも関係する。肩から腕を真っ直ぐ下ろすので、前傾も強めだ。前傾が小さすぎると思っていたが、逆だ。

膝から下の補助線をつけなかったが、プロは、くるぶしから膝まで(下肢)は、ほぼ地面に垂直で、膝からお尻(=太もも、上肢)は、かかとより後ろにある感じだ。上体の前傾は私より少なく、肩の線は、踵ぐらいにありそうだ。

一方、私は、くるぶしを曲げ、膝を前に出している。太ももとふくらはぎは同じ前後位置にあり、足の上に収まっている。一方で、上体の前傾は大きく、肩の位置は、つま先ぐらいになっている。全体の重心は、母指球あたりを心掛けてはいるが、この姿勢なので、つま先よりだ。

ハンドダウンを小さめにするように最近はアドレスしているが、お尻が出ているようには思えない。次回、練習場で、確認してみよう。

トップ位置での比較

次はトップだ。

まずは、手の位置が低いことに気がつく。「脇を締めなくては」と思っているためだろう。昔は、よく、「天使の羽根」と注意されていたからだ。色々調べてみると、肘が下を向いている限り、脇は開いても問題ないようだ。多くのプロのスイングを見ても、全く脇が空かない人は見かけない。

私は、トップが低いので、自然と水平回転になりやすいのだろう。ダウンスイングというより、トップから手が前に出ている感じがしているのはこのためだろう。

私は、さらに、左ひじが曲がってしまって、シャフトはクロス(飛球線方向より右を向く)気味だ。これは、肩関節の柔軟性の問題だろう。

プロに比べ、前傾がきついのに、さらに左肩が前に出てしまっている。これは、腰の回し方とも関係しているだろう。右腰が後ろにいかずに、やや上気味になっている。右足が軸足になって、腰を回転させている為だろう。

プロは、右のお尻を後ろに出して、背骨を中心に腰骨を回している様子がわかる。

ダウンスイングの途中の比較

次からが大違いだ。ダウンスイングの途中だ。これが違和感の原因だろう。

手が肩より下に来たあたりだが、私は、上体が回っているのがわかる。プロは、まだ、後方から胸が見える。。

プロも腰は回転させているが、上体の向きが違う。つまり、私は上体の捻転を解いてしまっているが、プロは、まだ捻転を解いていないことになる。あるいは、私は、トップで、腰と上体の捻転差がなく、腰の向きと上体の向きが同じということになる。または、下半身主体でスイングせず、上体を回してスイングしているのだろう。

上体は腰の上についているので、腰を回せば、上体も回るからだ。この時点で、腰がほぼアドレスの時と同じに戻っていて、胸が後ろから見えるなら、捻転差がまだあることになる。

しかし、試しに、トップを一度作ってから、上体を動かさずに、腰を回してみると、手が前に出る。今のスイングと変わらない。これは、右腰を前に出しているからだ。ダウンスイングで左足が軸足になって、右足で蹴って、腰を回すと、右腰、右肩が前に出てしまう。

トップから、左のお尻を後ろ移動して、腰を回すと、腕が自然に落ちる。右腰を前に出すと、一緒に右肩が出るが、左腰を後ろに移動すると、左肩が引っ張られて、上げた腕落ちてくる。このタイミングで、手を回すということだろう。

ここから先は、意識しても仕方のないところだろう。一瞬なので、調整できない。アドレスとトップが違うこと、左腰を後ろに移動せずに右足で腰を回転させていることが違和感の原因だろう。

まとめ

アドレスの違和感は、よく言われる「ジャンプして着地した姿勢」をとっていたこと原因だ。その重心位置のまま、クラブを持って、前傾するのが正しいアドレスだろう。ドライバーは、アイアンより手を前に出して、アドレスするので、ジャンプして着地した重心位置を変えないようにバランスをとると、お尻は後ろに出て、肩は、足の上ぐらいだろう。

トップは、今より、高い位置に、左肘を曲げずに、上げることが重要そうだ。これは、バックスイングを大きく、速くすることで、自然にできそうだ。また、バックスイングでは、右足を軸にせず、右のお尻を後ろに移動して、腰を回転させる。右足を軸にしてはいけない。

ダウンスイングでは、今度は、左のお尻を後ろに移動して、腰を回転させる。これで、腕が落ちて、手を動かすタイミングが取れる。右足で、蹴ったり、左足を軸にしてはいけない。

さてはて、これで、ドライバ不調からおさらばできるだろうか?

 

 

 

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