球が上がらなくなる

腰の回転(ヒップターン)を意識して練習を続けているが、チーピンが多くなってきた。

チーピンというのは、球が左に出て、フック(左に曲がっていく)する打球だ。麻雀牌の絵柄に由来するそうだが、日本でしか通じない言葉だろう。

さて、原因は何だろう。Zeppのスイングアナライザーで数値を確認してみると、インパクト時の腰の角度は45~55度ぐらいある。テンポが3.9ぐらいで赤点になるが、他の指標は、まずまずで、総合スコアは85点前後になり、問題ないように見える。しかし、実際の打球は、チーピンだ。

直そうと思ってスイングすると、こんどは、腰が回らなくなる。インパクト時の角度が10度台になる。球は比較的前には飛ぶが、違和感のあるスイングで、振り切った感じはない。ただ、ヘッドに球を当てるだけだ。もちろん、飛距離は出ない。

ここで、正面からスイングの様子をスマホでビデオ撮影してみた。Zeppのセンサーとスマホが連動するので、一人でも、スイングだけを録画できるのは便利だ。一人だと、録画ボタンを押して、構えに入って、スイングして、録画を止めるまでが記録されてしまうが、Zeppなら、カメラをセットしておけば、スイングの部分しか、録画されない。録画スタンバイの状態で、放置しておけるので、繰り返し録画ができる。いつ出るかわからない、悪いショットや良いショットを撮り損なうことがない。

さて、悪いショットを再生してみると、スイングが悪いのは、わかるが原因がわからない。以前とった、アイアンショットと見比べてみても、原因は、わからない。しかし、スイングは、明らかに何処が違っている。

前に撮った、良いドライバーショットの録画も取り出し、パソコンに落として、大きな画面で、比較確認してみる。腕の位置が前に出ていて、おかしいのはわかったが、原因ではなく、結果かもしれない。

最近は、短パンで練習をしているので、足の筋肉の動きなどもよく見える。よく見ると、左膝の動きが違っていた。長ズボンなら、わからなかったかもしれない。

簡略にしたのが、上の図だ。左が悪い時で、右が良い時だ。悪い時は、左膝がわずかに曲がり、左を向いている。全体的に、左に動いている。腰は回っているのだが、上体も腰について行ってしまい、捻転差がない。結局、肩も回っており、所謂「体が開いた」上体でインパクトを迎えている。腰が左を向いて、胸も左を向けば、打球は左になって当然だ。

また、左に動いている分、ヘッドは最下点に行く前にボールに当たってしまう。上から叩きつけるアイアンショトならいいかもしれないが、ロフトが10°しかないドライバーだと球は上がらない。

一方、良い時は、左足はほぼ真っ直ぐで、左腰が後ろに行っている。腰は、回っているが、胸はボールの方を向いている。

これから、原因と思われるのは、下の2点だ。

  1. 左に動きすぎ
  2. 捻転差がない

1は、腰を回転しようと、右足を蹴っているが、左腰が後ろにいかず、体全体が左に動いてしまっているということだ。

ドライバーショットでの、私のボール位置は、左足の左側だ。以前は、もっと左だった。ドライバーショットでは、ボールを体の中心より左におくと教えられ、習慣的に今の位置においている。プロのティー位置は、もっと、体の中心だ。左足の右側にある人が多い。

ひょっとすると、ボールが左にあるので、左に突っ込むのかもしれない。

ざっと、どのくらいの位置にボールをおくべきなのか計算して見る。ドライバーの長さを45インチとして、腕の長さを50cmとすると、正面から見たときの見かけの円弧の半径は、134.6cmとなる。ライ角は60°で計算した。直角三角形の斜辺と別の辺なので、三角関数で計算できる。

アッパーブローの角度は、2°ほどのに打つと良いとか、プロの平均がそのくらいと言われているので、2°で計算してみる。これも三角関数で計算できる。なんと、僅か、4.7cmほどになる。つまり、最下点より、ボール1個程左になる。体を左に大き動かす人は最下点が、ずっと、左になるので、それだけ、左になる。私の場合は、球が左にあるので、体が反応して、左に動いているのかもしれない。ボールをもっと右において試してみる必要がある。

2は、所謂、下半身リードができていないためだ。

しかし、プロのスローモーションをみると、トップで、上体が腰と一緒に回転している。ちっとも、下半身だけが先に回転しているわけではない。腰の上に、上体は、繋がっているのだから、一緒に回転しないなら、上体を逆に回さないと、上体の回転を止められない。イメージとしては、上体が止まっているのかもしれないが、スローモーションで、見る限り、そうはなっていない。

実際の動きは、こうだ。トップで、腰の回転より、肩は回転していて、捻転差ができている。ここでできた捻転差をいきなり解かずに、腰を回転させている。つまり、上体で打つ(手打ち)ではなく、下半身を使って打つイメージということになる。これが、「上体を止めると」か、「下半身を先に動かす」イメージの正体だろう。

バックスイングを大きくとっても、腰が大きく回転して、上体がねじれていないと、良いスイングはできないということになる。実際、捻転差を作るのは、大変だ。疲れてくると、体がサボる。捻転を作らないほうが、楽だからだ。

次の日は、300人の参加する大コンペだった。練習場で、チーピンが出て、ドライバーは諦めていた。しかし、アイアンも方向が定まらない。トリプルボギーのオンパレードだ。混んでいたので、アプローチの練習もあまりできず。場所をとらない、1ヤードほどのアプローチだけで済ましてしまった。バンカーショットもホームランばかりであった。

案の定、30~60ヤードのアプローチがダフって、全くうまく打てない。後半は開き直って、ドライバーを打って見ると、なんと、うまく打てる。アプローチもロブショットを諦め、普通のアプローチを打って見ると、ちゃんと寄る。パターは10.5の高速グリーンのわりには、34パットに治った。バンカーも本番では、なんの問題もなかった。結局、96と平凡な結果だった。

ドライバーだけうまく行っても、アイアン、寄せ、バンカー、パターがうまくいかないと良くならないのがゴルフだ。先は長い。

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