練習場プロの卒業

直近のラウンドは、アプローチが全く駄目で、またまた、100オーバーだ。ただし、戦犯は他にもいて、ドライバーだ。朝練では、フェンスまで届く打球を連発して、「今日も練習場は調子が良い」と思ったが、実際のラウンドでは、ドライバーが全く当たっていない。

アプローチ練習の調子と好スコアはいつも一致するが、この日は、アプローチ練習が良かったのに、スコアは全く駄目だった。

ドライバーは、最初から飛距離が出ていなかった。良い当たりと思って、落下地点に行ってみると、いつもより20ヤードは手前だ。そんな打球が続くと、力みが出て、天ぷらやドフックが出る。さらに力みが出て、悪循環に入り、さらに飛距離が落ちる。

なぜ、練習場で打てて、ラウンドでは打てないのだろう?

ラウンドでは、素振まで良い感触があっても、実際は全く当たらない。練習場では、水平な硬い地面だが、ティーグラウンドはそうはいかない。それだけの違いだろうか?

OBや林の精神的プレッシャーもあるが、それだけ?

この日は、ラウンドの途中で、バックスイングが小さい事に気がついた。飛ばそうと、力んで、バックスイングで十分に体が捻れる前に、ダウンスイングに移っている。いわゆる、手打ちスイングだ。手は早く正面に戻るので、ボールにクラブを合わせるために、体は止まる。フェースは返り、左に出てフックするパターンだ。これで、体が突っ込めば、天ぷらも出る。

次のホールから、バックスイングで、顎の下に、左肩が入るのを意識する様にして、少し当たりが戻った。

捻転するのは何故良い?

意識をしないバックスイングと、最後の一捻りするバンクスイングの2つで、何が違うかというと、後者の方が、手打ちがなくなる。

ギリギリまで捻っているので、手でなくて、上体で振り戻しができる。

同じ速さで動かすなら、外側より、より中心に近いところを動かした方が、スピードが出せる。

手打ちしなければ、クラブは自然の法則だけで運動して、再現性が高くなる。

ただ、体は段々慣れてくるので、一捻りの感覚がなくなった時、別の基準を考える必要がありそうだ。しかも、練習場では、意識せずに捻転できていたのに、本番で急にできなくなるのだ。

飛距離が出なかった訳

後で、練習場でのZeppのスイングデータを見返してみた。ヘッドスピードは最速 44 m/sも出ている。バックネットにボールが届いた訳だ。

気になったのは、テンポだ。バックスイングが遅い。私の場合、意識しないでバックスイングすると、捻転が不足して、結果がよくない。練習場から、その傾向が微妙に出ていた事になる。意識して、速いバックスイングをした方が良い結果が出る。

もう一点は、腰の角度だ。バックスイングで-45度、インパクトで+45度がプロのスイングだが、この日は、バックスイングが50度付近、インパクトでは大きくて30度台、少ないと20度も切っている。手が早いとタイミングを合わせるためにダウスイングで腰の動きが小さくなる様だ。手打ちの傾向が出ていた事になる。

しかし、こんな状態でも、練習場では、何とかなってしまうものなのだと驚きだ。余計な力が入っていないという事だろうか?

まとめ

結局、しっかりバックスイングで捻転ができると、クラブは十分に回るので、腰を必要以上に大きく回す必要がなくなる。

捻転ができていると、手打ちしなくても、クラブはダウンスイングができ、腰をしっかり回し戻して、インパクトできる様だ。

体の中心である腰が速く回れば、ヘッドスピードがより上がり、飛距離が伸びるというカラクリだ。

そのためには、バックスイングでも、クラブを十分速く動かす必要がある様だ。私の場合は、松山英樹のバックスイングは全く向いていない。

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