ドライバ―が不調、でも、改善のヒントが

ドライバ―不調の中、久々のラウンドとなった直近のスコアは98と大崩れだ。特に、上がり3ホールはグダグダだった。前半はいつもの通り、ドライバーが右プッシュアウトで林やロストとなるトラブルで、スコアを崩していた。フロントの余計な配慮で、スタート時間が20分早まり、練習できなかったこともあるが、練習したバンカーショットもイマイチだった。

改めてスコアカードを見直してみると、前半の上がり2ホールは3番ウッドのミスショットが効いている。今年は、3番ウッドの調子が良かったのだが、夏ごろからおかしい。当たってもスライスばかりだ。ところが、後半、左に直角に曲がる名物ホールで、いきなりウッドが復活した。いつもは、210ヤード先の目標の旗に打ち下ろしもあるのに届かない。この日は、その旗を超えて、フェアウェイを突き抜けてしまった。+20ヤードは飛んだようだ。今のドライバ―より、飛ぶ。

次のパー4は距離が439ヤードと長く、私にはパーオンできない。この日は、前のホールの打ち方が効いて、1Wはいつもは届かない、バンカーの横まで飛び、セカンドは4番アイアンで、グリーンまで、後10ヤードのところまで届いた。アプローチも寄り、1m程のパットを決めて、寄せワンのパーがこのホールで久しぶりにとれた。

さて、改善のヒントは、バックスイングにあった。

今までは、右プッシュアウトするので、一生懸命、ヘッドを返そうと、右手を意識していたのだが、結果は、全く変わらなかった。スプリットハンドなども試したが、それでもヘッドは返らない。唯一、効いたのは、以前より少し、前傾を深くして、ハンドダウンにしたことだ。どうも手首が伸びていると、私は、ヘッドを返せない。

今回は、グリップを緩めることを試した。そこで、気付いたのは、手首の力が抜けて、バックスイングでヘッドがもっと大きく回転していることだ。いつの間にか、アドレス時のフェースの向きをスイング中キープしようと、クラブがあまり回転していないことに気が付いた。ここで言う回転は、グリップエンド(実際は両手の中心)を支点にした回転だ。

ドライバ―メーカーの試験で使われているロボットの映像を見たことがあるが、あの機械は、全くクラブをグリップで回転させず、背骨に当たる軸で回転させて打っている。人間には、出来ない、打ち方だ。一定回転速度で、回したら、ヘッドが遅れるので、インパクト直前で減速するなど、何か特殊なことをしているに違いない。

さて、実際のスイングでは、クラブはグリップのあたりを支点に回転している。前傾をせず、直立して、腕を上げた状態で腕だけでスイングすると、大きく振る為に、バックスイングで、右拳は、左拳の右、フォローではその逆になる。ヘッド部分に重さがあるクラブを振り回すと自然とこうなる。剣道の竹刀のように、クラブを構えて、その形を崩さずに、上体だけで回しても、大してヘッドスピードは稼げない。手首を柔らかく使って、ヘッドの動きを大きくしないと、早く触れない。

「戻り幅が少なすぎて、戻せなかった」あるいは、「勢いがつけられなかった」というのが、私の結論だ。手首が柔らかく使えたことが本当の要因かもしれない。なぜ、こうなったか、思い出してみると、以前、やり過ぎていたからだ。その当時は、バックスイングで、ヘッドが後ろに垂れ下がり、左手が右手より上にくるようなオーバースイングになっていた。これを嫌って、だんだん、手首に力が入るようになったに違いない。

また、バックスイングで掌屈を入れると、以前の様に、行き過ぎないことも感じた。そのうえ、ヘッドが閉じて、狙った方向にボールが飛んだ。

しかし、うまくいったのは途中の2ホールで、その後は、全く当たらなくなってしまった。後半6ホールは3オーバーで耐えていたのに、上がり3ホールだけで+9もたたいてしまった。もう少し、練習が必要かもしれない。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA