改めて2ボールパター

長年使っていたカーバイトのポーラーバランスパターをやめて、嫁さんのお古のツーボールパターを使い始めた。

パーラーバランスパター

ポーラーバランスパターは、20年ほど前に、一世風靡したパターだ。通販番組がバンバン流れていた。それまでのパターは、ピン、マレット、L 型など形状が違うだけで、特に、技術的な革新はなかったが、このパターから最近のいろいろな技術革新が始まったと、私は考えている。

ポーラーバランスパターは、フェースの両側、重心から一番離れた位置に比重の高いおもりを配置して、パターの地面に垂直な軸での慣性モーメントを増やしてある。つまり、方向が変わり温いという理論だ。TVコマーシャルでは、機械にボールを打たせて、中心とずれた位置で、ボールをヒットして、距離や方向が変わらないことを証明していた。

それまでは、ピンタイプのパターを使っていた私だったが、狙いやすいので、使っていた。マレット型は、ヘッドが打ち出し方向に長く、方向を出しやすいと感じたのだ。その内、シャフトをカットして、短くして、流行のかなり太いグリップをいれたので、フェイスバランスを合わせるため40グラムのおもりが、先端に必要になった。鉛板のおもりでは到底たりず、グリップの先端につけるおもりを接着剤ではりつけた。最初は、スプレーで色をつけたのだが、すぐにはがれるので、ゴリラテープを全面に貼っていた。しかし、使っていると、テープが少しづつほころび、チョット貧乏くさい。

新しいパター

新しいパターを見てみたものの、あまり、欲しいものがない。はっきり言って、違いが判らない。構えたときに違和感のあるものもあるが、それ以外は、どれもよく入る。パターの選び方としては、ある程度の決まりはあるが、結局、最後はフィーリングだと思う。フィッティングをしたところで、将来、打ち方が変わるかもしれないのだ。

私の場合は、グリップの延長がフェースより前に出ているタイプには、違和感がある。ところが、実際、打ってみると、良く転がるし、方向も良い。店舗の練習グリーンだと、溝が作ってあるのかと思うほど、3m以上のパットが入る。しかし、買う気がしない。

パターの特徴として、フェイスバランスがある。パターを水平にして、重心位置で持つと、フェイスが重力で回って一定の方向を向く。真上を向くのがマレットパターだと思っていたが、おもりの配分でどうにもなる。フェースが閉じるようなバランスのパターは無いと思うが、開くタイプは、パッティングの時に、フェースを開閉する人に向いているそうだ。

パターは、目標にまっすぐ引いて、まっすぐ打ちだすものと思っていたが、実際には、シャフトが斜めについているので、ヘッドを回転して打っている。以前、どこかの記事でよんだが、これは、ゴルフの創世記に、ゲートボールの様にして、パターをする選手があらわれ、ほとんど、パットを外さなかった為に、ルールでこの打ち方とパターを禁止したそうだ。これ以降、パターヘッドとシャフトは、ルールで垂直取り付けられなくなった。それでもヒールを完全に釣り上げ、側面で打つと、ゲートボールのような打ち方になるので、側面を使ってボールが打てないようにルールが決められたそうだ。

ツーボールパター

さて、ツーボールパターを使ってみると、狙いやすいのは、もちろんだが、フェースの5cmぐらい後ろに重心を感じるので、フェースが横を向いたときによくわかるようになった。ポーラーバランスパターはどうたたいても、同じように転がるわけだが、これでは、技術は伸びない。ずれていても、入っていしまうからだ。

ツーボールパターでは、打ちだしの時にフェースが曲がったかどうかわかるようになった。逆に、フェースを開閉する人には、かなり、違和感があるだろう。

パターを変えてから、2カ月ほどだが、最多は42,最小は30、平均は34パットだ。42は、秋になって、グリーンが速くなり、速さの感覚がつかめなかったからだ。以前も、34~5パットだから、今のところ、変化はないようだ。

実は、距離感も、バックスイングの幅でなく、打ち方の強弱で出すようにしている。

目標の30に届く日はいつか?

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