腰が先か頭が先か?

腰が回るから頭が残るのか?頭を残すから、腰が回るのか?

最終的には、頭の位置があまり動かず、腰がしっかり回転するスイングを目指しているのだが、頭を動かさないようにするのが良いのか?それは、あくまで、綺麗なスイングの結果なのだろうか?

というのも、先週、スイングセンサーZeppのホームページにある、コーチの動画を見ていると、インパクトで腰を回す練習として、次の2つをあげていたからだ。

  1. 初めから、腰を開き(アドレスで、左足を後ろにするか、右足を前に出してしまう)、ハーフか1/4(クオーター)ショットする
  2. ダウンスイングの時に、上体がボールから離れない様、あるいは、上体を地面に押し付けるイメージで打つ

1は、腰が回転して、インパクトを迎える時のイメージを体に覚えさせるためということらしい。2は、インパクト時に上体とボールの距離がインパクト時と同じなら、左腰の逃げ場は左後ろになり、上手く腰が回転できるというものだ。これは、頭を止めれば、腰が回るという理論だ。

早速練習してみるが、1は、「こんなもんかな」という印象しかない。2は、結構上手くいきそうだ。しかし、いろいろな所で、”頭を止めることを意識しすぎると、体重移動がなくなり飛ばなくなるので、要注意”というメッセージも良く見かける。しかし、今回は、頭を止めるというより、頭とボールの距離感を保つ意識なので、よかったのかも知れない。アドレス時に対して、左右の頭の動きというより、前後、上下の移動を意識する感じだ。

コックは不要?必要?

この日の練習では、バックスイングのコックにも気をつけた。コックの使い方には、諸説あり、全く行わないという人もいる。私の場合、バトミントンなどをやっていた所為か、手首は使いたがる方である。コックを無理にやめると、違和感があるので、ティーショットでは、自然に任せるようにしてみた。最近、綺麗にバックスイングしようと意識しすると、手首周りに力が入り、あまりコックがされていないことがわかったのだ。その結果、トップで急にコックを作るスイングになっていた。テイクバックの最初に神経を使いすぎ、手首が動かない、ぎこちないバックスイングになっているのだ。ある程度、上がったところで、手から意識が抜け、コックが始まる。急に作ったコックは、急に解けるのが成り行きで、ダウンスイングでは、インパクトまで、溜めておきたいのに、全くできていなかった。

アプローチではコックを使うのは難しい

脱線して、アプローチでは、コックを少なくしている。というのも、振り幅の小さい、アプローチでコックすると、コックを解くのに、力を入れてしまい、ダフったり、距離感が出にくくなったりするからだ。コックを作ると、全体的には大きなスイングになり、1ヤードぐらいの小さなキャリーは返って難しい。失敗して、トップすると、グリーンオーバーして、結局2〜3打損する。60ヤード以上で80%以上のスイングする場面ではコックを使い、40ヤード以下では手首固定のイメージで打つようにしている。また、ラフに入っている時は、コックを使って、力を加えてやらないと、脱出さえおぼつかない。ラフで食われるので、今度は、コックなしでは、キャリーが出ない。全く厄介なものだ。
一方、プロのアプローチをトーナメントなどで見ると、明らかに色々な打ち方をしていることがわかる。短くても、結構早いスイングで、回転をかけて、止める球を打ったり、上げたり、転がしたりと多様だ。十年近く使った前のクラブでは、距離感が出ていたのだが、今のウェッジに変えてから2年半ほどだが、まだ、練習不足といった所だ。

さて、ドライバーショットのコックの話に戻ると、バックスイングの真ん中、9時ぐらいまでクラブが上がった頃に、クラブが真上を向いていると(コックが90度)その後、クラブが上げやすい事にも気が付いた。先週までと違って、クラブの取り回しに違和感が全くなく、振り切れている。少し、フォロースイングでのクラブの位置に、不満は残るが、まあまあだ。

左腰回転のつもりが、下半身リードに

次に、左腰を回転させるために、上体の力は抜き、バックスイングがトップに行く前に、下半身をスタートさせるように気をつけた。はっきり言って、下半身をしっかり回転さるために左足を踏み込むことまでは、意識できていない。バックスイングも速くなって、トップに到達する時間も短くなっているので、切り返しスタートにしか、意識は無い。後の動きは、無意識である。つまり、下半身リードを作れるようになっているが、腰を回転させるところまではいっていない。

「ダウンスイングで上体キープ」は効く

Zeppのスイングセンサーで、結果を確かめてみると、インパクト時の腰の角度は、42〜52度と、先週よりずっと良くなった。上体をかぶせる意識が上手く左腰の回転に繋がっているようだ。また、この数値は、下半身リードが上手くいっているということでもある。手のスイング面は4〜6度と安定しているが、クラブは、まだ、15度のアウトサイド軌道が出たりしている。テンポは、切り返しを早くした分、4台だったのが、3台後半に改善している。

その他の注意点

そのほかに気をつけたのは、以下の点だ。

  1. バックスイングで、両手の力加減を均等にする。左手だけであげると、振り戻せなくなる。何事も、バランスが肝心。
  2. ボールは最下点にあると思い、そこで、インパクトするようにイメージする。これで、頭が残りやすくなる。天ぷらも減るはずだ。
  3. インパクト後も最下点を見続ける。これも頭が残りやすくするイメージ。
  4. グリップ。ストログすぎないように。左手の甲が飛球線方向を向き、上を向かないように。

3は、インパクト後なので、関係なさそうにも思うが、鳥かごの練習場では、良さそうな感じだ。4は、各メーカー、ブランド毎のドライバーの構造で大分ちがうので、フェース面をみながら調整する事になる。

鳥かご練習場では、そこそこ上手く行ってそうだが、どう球が飛んでいることやら。次のラウンドが楽しみだ。

フォローも大事

練習から帰って、プロのテレビ中継を見ていると、みんな、右肩が前に出るほど、フォローで腰が回っている。ボールを打つことだけを考えれば、インパクトまでで、実際はおしまいなのだが、フォローでの余裕が、良いインパクトに繋がっているようだ。私の場合、インパクト後、上体は止めてしまっている。早速、右肩が回り切る様に、素振りして見ると、これはかなりきつい。以前から、「フォローを大きくとれ」とはよく言われていたが、やっと、この事だったのかと、腑に落ちる。

しかし、これは、練習して、筋肉をつけたり、柔軟性を取り戻したりしないと、腰を痛めるなどの怪我をして、危なそうである。毎日、素振りで、鍛えるしかなさそうである。スイングの綺麗な人は、こんなに回していたのかと、びっくりした。

ちなみに、我が家の体重計には、体脂肪率などが計測できる機能がついている。一番飛んでいた頃は、体脂肪率が18%ぐらいで、体重計は、体年齢41歳を表示していた。実年齢より、10歳以上もよかった。今や、46まで落ちている。脂肪はすぐつくが、筋肉を取り戻すのは、かなり大変だ。体重を減らすと、数値は良くなるが、脂肪が減っているだけで、筋肉は、なかなか増やせない。素振りも毎日の運動に取り入れて、飛距離を取り戻したいものである。

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